04.07
一本歯下駄トレーニング フィジカルコンタクト篇
一本歯下駄GETTAを履いて、両手の薬指を強く曲げ、肘を後ろに引きます。踵に体重をかけて膝を前に出し、肘を4秒で斜め上へ、4秒でゆっくり下ろす。あたり負けしない体をつくるトレーニングです。動画では、トレーニングのあと、押されても「全然びくともしなかった」状態になりました。
この練習のめやす
- 回数
- 10回以上肘を上げて4秒+下ろして4秒で1回
- 時間
- 2分ほど8秒×10回と、足の入れ替え
- 確かめ方
- 押してもらうトレーニングの前と後に
- 道具
- 一本歯下駄GETTA両足に履いて行う
動画の見どころ
- ビフォー:踏ん張る姿勢で押してみる
- 両手の薬指を強く曲げる
- 肘を後ろに引く。1の姿勢
- 左足かかと、右膝前
- 肘を斜め上へ4秒
- ゆっくり下ろして4秒。これで1回
- 両肘で、ボールを押しつぶすイメージ
- 下げるのではなく、斜め上に
- かかとに体重。膝はまっすぐ前へ
- 8秒を10回以上
- アフター:もう一度押してみる
この記事の要点
- 一本歯下駄GETTAを履いて気をつけで立ち、両手の薬指を強く曲げて、肘を後ろに引きます。これが最初の姿勢、「1の姿勢」です。
- 左の踵に体重をかけて右膝を前に出し、肘を4秒かけて斜め上へ、4秒かけてゆっくり下ろします。8秒で1回。足を入れ替えながら10回以上。
- 動画では、トレーニングのあと、押されても「全然びくともしなかった」と川原周剛さん。踏ん張るのではなく、足がピタッとついている状態です。
01
やり方:8つのステップはじめと最後に、押してもらって比べます
写真は動画の場面です。動画では、開発者の宮崎要輔が、サッカー出身の川原周剛さんに教えています。動画と見比べながら、ひとつずつ進めてください。
使う一本歯下駄
動画の説明には、このフィジカルコンタクトトレーニングは「一本歯下駄GETTA」と一本歯下駄GETTAプレミアムのみ対応、とあります。

はじめは、押しきられる(動画 0:47) はじめに、
押して もらう 下駄を履く前に、踏ん張る姿勢をとります。思いっきり踏ん張ったところを、相手に押してもらいます。
動画では、トレーニング前は「周剛選手を押しても、押しきることができています」。

小指の隣の薬指だけを、強く曲げる(動画 1:19) 両手の
薬指を、 強く 曲げる 一本歯下駄GETTAを履きます。曲げるのは、小指の隣の薬指。両手とも、薬指だけを強く曲げます。

肘を後ろに引く。1の姿勢(動画 1:33) 肘を
後ろに 引く。 これが 「1の姿勢」 薬指を強く曲げたまま、肘を後ろに引きます。これが最初の姿勢、「1の姿勢」です。
足は気をつけの位置で、まっすぐに。幅は、肩幅よりちょっと狭いぐらいです。

左足かかと、右膝前(動画 1:45) 左足の
かかとを 着けて、 右膝を 前に 1の姿勢のまま、左足のかかとを着けて、右膝を前に出します。
かかとは、着いたら終わりではありません。かかとにどんどん体重をかけて、膝がまっすぐ前に出るようにします。

両肘で、ボールを押しつぶすイメージ(動画 2:54) 肘を、
4秒かけて 斜め上へ この状態で、肘を斜め上に上げていきます。「1、2、3、4」と、だいたい4秒かけて。
ここが大事両肘の間にボールがあって、そのボールを肘同士で押しつぶしているイメージで上げます。肘が開いてしまうと、効果が薄くなります。

横から見たところ。胸を張り、背中が少ししなる(動画 3:28) 胸を
張ったまま、 4秒かけて ゆっくり下ろす 上げるとき、顔が前に行かないように、ちょっと胸を張ります。背中が少ししなるように。
斜めに上げたら、「5、6、7、8」と4秒かけて、ゆっくり下ろします。ここまでの8秒で1回です。

膝が、まっすぐ前に出るように(動画 3:46) 足を
入れ替えて、 10回以上 1回できたら足を入れ替えて、右足のかかと、左膝前で同じように行います。
ただかかとを着く、膝を出すのではなく、かかとにどんどん体重をかけて、膝がより前に、まっすぐ前に出るように。左右を入れ替えながら、10回以上行います。

あとは、押されてもびくともしない(動画 4:28) 下駄を
脱いで、 もう 一度 押して もらう 終わったら下駄を脱いで、STEP 1 と同じ踏ん張る姿勢で押してもらいます。
動画の川原さんは「押されても足がひっついた状態で、全然びくともしなかったですね」。
安全のために
- 一本歯下駄に乗るのが初めての方は、壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行いましょう。立ち方・歩き方は一本歯下駄GETTAでの歩き方で確認できます。
- 平らで滑りにくい床で行います。
- 押す側は、少しずつ力をかけます。勢いをつけてぶつかったり、急に強く押したりしません。
- 肘の上げ下げは反動をつけず、ゆっくり。肩や腰に痛みがあるときは無理をせず中止してください。
02
うまくいく5つのコツ肘は斜め上、膝はまっすぐ前
- 薬指だけを、
強く 曲げるのは、小指の隣の薬指だけ。両手とも強く曲げて、そのまま肘を後ろに引きます。 - 肘は、
斜め上へ 肘をただ後ろに下げてしまう人がいます。下げるのではなく、斜め上に上げることを大切にします。 - 両肘で、
ボールを 肘と肘の間にボールがあるイメージ。肘が開くと、効果が薄くなります。押しつぶす - 顔は
前に 肘を上げるとき、顔が前に行かないように。背中が少ししなるくらいに、ちょっと胸を張ります。出さず、 胸を 張る - かかとに、
どんどん かかとを着いて終わりではなく、体重をかけ続けます。膝は、より前に、まっすぐ前に。体重を
03
よくある間違いと直し方下げるのではなく、斜め上に
ありがち肘を、ただ後ろに下げている
こうする肘は斜め上に上げます。動画でも「さげるのではなくて、斜め上にあげるということを大切にしてください」。
ありがち肘が開いている
こうする両肘の間のボールを、肘同士で押しつぶすイメージで。
ありがち顔が前に出ている
こうするちょっと胸を張って、背中が少ししなるように。
ありがちかかとを着いただけで、膝が前に出ていない
こうするかかとにどんどん体重をかけて、膝がまっすぐ前に出るようにします。
ありがち上げ下げが速い
こうする上げるのに4秒、下ろすのに4秒。数えながら、ゆっくり行います。
ありがち指を全部、握っている
こうする曲げるのは薬指だけ。小指の隣の薬指を、両手とも強く曲げます。
踏ん張るのではなくて、足が ピタッと。動画より
04
なぜ当たり負けしなくなるのか踏ん張らないことを、体に覚え込ませる
元の解説では、このトレーニングを「あたり負けしない体づくりのトレーニング」としています。動画のおわりで、宮崎要輔はこう話しています。「フィジカルコンタクトっていうと、常に筋肉だったり、体格・体の大きさってのが重要だと思われがちなんですけども、実は、自分より体が大きい選手に対しても、踏ん張らない。踏ん張らないことを身体に覚え込ませると、強くなることができます」。
Aを
- A 自分でやるかかとに
どんどん B 勝手に起きる膝が、体重を かける まっすぐ 前に 出る - A 自分でやる踏ん張らない
ことを、 B 勝手に起きる押されても、体に 覚え込ませる 足が ピタッと ついている
トレーニングのあと、「力を入れる必要がないって感じ、わかります?」と聞かれた川原さんは、「自分が力んでいるのではなくて、しっかり受け流せている気がします」と答えています。
押されても倒れないとき、体の中では何が起きているのか。getta.jp の姿勢制御戦略と一本歯下駄では、足関節・股関節・ステップという3つの戦略から、倒れない体のしくみを解説しています。
05
慣れてきたら:レベルアップ1の姿勢、8秒で1回、そして10回以上
- 11の
姿勢 まずはここ- やること
- 両手の薬指を強く曲げて、肘を後ろに引く。足は気をつけで、肩幅よりちょっと狭く。
- できた目安
- 薬指だけを曲げたまま、肘を引いて立てる。
- 28秒で
1回 動画の流れ- やること
- かかとに体重、反対の膝を前へ。肘を斜め上へ4秒、下ろして4秒。足を入れ替える。
- できた目安
- 肘を開かず、顔を前に出さずに、斜め上へ上げられる。
- 31
0回以上 続ける- やること
- 8秒×10回以上。前と後に、押してもらって確かめる。
- できた目安
- 押されても、足がピタッとついている。力まずに受け流せる。
06
競技へのつながり体の大きさに頼らない
動画では、身長が低かったり、体重が軽かったりしても、こういったトレーニングをやっていくと、当たり負けしない、フィジカルコンタクトが強い選手になる、と話しています。
サッカーやバスケットボール、ラグビーのように、相手とぶつかりながらプレーする競技の動きは、getta.jp のサッカー・バスケ・ハンドボール・ラグビーのアジリティトレーニングで、くわしく読めます。
あわせて取り組む
コンタクトスポーツでは、後ろに反らす力も大事です。後屈篇では、一本歯下駄GETTAで後屈と横のひねりを変えるトレーニングを紹介しています。
07
よくある質問
どのくらいやればいいですか?
肘を上げるのに4秒、下ろすのに4秒。合計8秒で1回です。動画では、これを10回以上やると、トレーニングの効果が出てくると話しています。1回ごとに足を入れ替えます。
曲げるのは、どの指ですか?
小指の隣の薬指です。両手とも、薬指だけを強く曲げます。曲げたまま肘を後ろに引いた姿勢が、最初の姿勢(1の姿勢)です。
肘は、後ろに引けばいいのですか?
最初の姿勢では肘を後ろに引きますが、上げるときは、ただ後ろに下げるのではなく、斜め上に上げます。両肘の間にボールがあって、そのボールを肘同士で押しつぶしているイメージです。肘が開くと、効果が薄くなります。
体が小さくても、当たり負けしなくなりますか?
動画では、フィジカルコンタクトは筋肉や体格・体の大きさが重要だと思われがちだが、踏ん張らないことを身体に覚え込ませると、自分より体が大きい選手に対しても強くなることができる、と話しています。身長が低かったり体重が軽かったりしても、当たり負けしない選手になる、としています。
どの一本歯下駄でできますか?
動画の説明には、このフィジカルコンタクトトレーニングは「一本歯下駄GETTA」と一本歯下駄GETTAプレミアムのみ対応、とあります。
NEXT STEP
この感覚を、伝える側へ。
このトレーニングを、指導の現場で人に伝えているのが、一本歯下駄GETTAのインストラクターです。どんな人が、どんなふうに教えているのか。連載インタビューで読めます。
連載 第1回M高史の「一本歯下駄インストラクターは
中村友梨香さん本当に 幅広く 使える もので、 1回学んで みると 自分の 現場と リンクする ものが あると 思います」 (一本歯下駄 インストラクターS級)
インストラクター認定講座では、一本歯下駄を使ったトレーニング理論と実践メソッドを、短期間で体系的に学べます。
インストラクター認定講座を見る資格の内容と取得の流れ(instructor.getta.jp)連載の一覧を見るコメント
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