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- 一本歯下駄 「歯が抜けた・ゆるんだ時の対処法」
ARUCUTO 一本歯下駄
歯が抜けてしまった場合の修理方法
ご使用前の注意
ARUCUTOの一本歯下駄は伝統的な木工技術により、加工の精度、仕上がりには万全を期しておりますが、ご使用いただく環境によっては木材の収縮により、歯が緩んだり抜けてしまうことがあります。
歩行中やランニング中に歯が抜け落ちますと転倒などの危険があります。ご使用の際には、音の変化やぐらつきがないかなどを十分お確かめください。
まず、下駄の状態をご確認ください
歯が抜けており、
手の力で抜き差しできる
歯は抜けたが、
手で差し込めない
歯にぐらつきがあるが、
抜くことはできない
歯が抜けて、手で抜き差しできる場合の修理方法
歯と本体のかみ合わせが甘くなっているため、紙を貼って隙間を埋める作業を行います。
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1養生する
マスキングテープなどで溝の周りにボンドが付かないように養生します。
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2ボンドを塗る
溝の側面にボンドを薄く塗ります。
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3紙を貼り、乾かす
ボンドを塗った面に新聞紙やコピー用紙を貼り付けます。(ハガキなどは厚すぎて歯を差し込めなくなる可能性があります。)
重要:2~3時間放置して、しっかりと乾燥させます。 -
4調整する
貼り付けた紙の余分な部分を切り取ります。このとき歯を差し入れてまだ緩いようだと、もう1、2枚重ねて貼り付けます。みぞの両面に貼っても構いません。
重要:次の作業前に必ずボンドを乾かしましょう。 -
5組み立てる
溝の側面に再度薄くボンドを塗り、歯を溝に合わせます。ゴムハンマーなどで歯の方を叩き込んで組み立てます。
注意:本体を叩くと凹みや割れの原因になります。 -
6完成
しっかりとボンドを乾燥させ、マスキングテープを剥がしたら作業は終了です。
歯は抜けたが、手で差し込めない場合の修理方法
乾燥によって、わずかに歯の板が薄くなっている状態です。
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1歯に水分を含ませる
抜けてしまった歯の刺さっていた側に湿らせた雑巾を被せて、一晩放置します。板が水を含んでほんのわずかに厚みが増します。
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2組み立てる
以降の作業は(イ)の修理方法の手順5からと同じです。溝にボンドを塗り、ゴムハンマーで叩き込んでください。