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女性トップアスリートの集い
種目の枠を超えて、世界レベルの感覚と感性を共有する
13名の女性トップアスリートが築いた新たなネットワーク
イベント概要
多種目にわたる女性トップアスリートが一堂に会し、感覚と感性を共有する歴史的な一日
活動の系譜
本イベントは、これまでの「ソーシャルアスリートの会」「未来フェス京都 関西のソーシャル×スポーツ」といった活動の系譜を継承し、女性アスリートの環境改善を目指して開催されました。
開催の目的
なぜ、多種目間での交流が必要なのか
女性トップアスリートが直面する課題
- 日々感じている自分の感覚を他者と擦り合わせる機会がほとんどない
- 世界トップレベルの感性や感覚を持つ選手は、同じ競技内で感覚を共有できる相手がいない
- 代表選出の際のライバル関係があり、同じ競技内では気を許して共有しにくい
- 孤独な環境の中で、自分の感覚が正しいのか確認する手段がない
そうした課題を解決するために、多種目間で世界を経験している選手同士が感覚や感性、理論を共有できる場、そしてその関係性を築く場が必要だと考え、本イベントを開催しました。
参加アスリート
オリンピック代表から現役プロまで、多彩な競技のトップ選手が集結
参加競技の多様性
全く異なる競技のトップ選手に共通のトレーニングを受けてもらうという、前例のない試みとなりました。講師を担当する立場としても、前日にはなかなかの緊張感がありましたが、それが本イベントの革新性を物語っています。
プログラム内容
3部構成で、持ち帰れる技術と繋がりを提供
ビジョントレーニング
村田諒太選手をはじめ、数々のトップ選手のビジョントレーニングを担当してきた北出勝也先生による、眼の機能を高めるトレーニングセッション。
- 目の機能を高めることでパフォーマンス向上
- メンタルトレーニング効果も高い必須のトレーニング
- プロ野球選手がベンチで実践する最新メソッド
- 反応速度、動体視力、空間認識能力の向上
一本歯下駄GETTAトレーニング
武術、ダンス、伝統芸能といったスポーツ以外の身体技法から文化身体論の流れを取り入れた、革新的なトレーニングメソッド。
- パワーポジションよりも「腰を入れる」が優れている理由の理論的解説
- 「腰を入れる」感覚をナチュラルに習得する一本歯下駄GETTAトレーニング
- 踏ん張らず力点を一つにしないことでフィジカルコンタクト能力を向上させる方法
- 脚で蹴るから股関節で押し出すへの変換を超えた、世界レベルに到達するための最後の1ピース
- 武術、ダンス、伝統芸能から学ぶ身体知性と文化身体論
選手同士の交流セッション
プログラム終了後の交流時間では、選手たちが自発的に感覚や経験を共有し、連絡先を交換し合う姿が見られました。
- 競技の枠を超えた感覚の共有
- 世界レベルの選手同士だからこそ理解できる悩みや課題の共有
- 今後の継続的な関係性構築のきっかけづくり
- 他競技から学べるヒントやインスピレーションの発見
特別企画:JRA騎手との懇親会
一本歯下駄GETTAを利用していただいているJRA騎手3名との懇親会も開催されました。
イベントの成果と今後への期待
3部構成のプログラム終了後、選手たちの自発的な交流、連絡先の交換、そして笑顔での語り合いを見ることができました。今後の女性アスリートの環境が、少しでもいい方向に進んでいく流れを感じた一日となりました。
本イベントの最大の目的は、参加していただいた女性トップアスリートが互いの感性や感覚を共有していく中で、今後互いに相談し合ったり、高め合う関係を築いていただくことでした。その目的は十分に達成され、新たなネットワークが誕生した歴史的な一日となりました。
参加者の声(抜粋)
- 他競技のトップ選手と感覚を共有できたことが何より貴重でした
- 自分が感じていたことが間違いではなかったと確認できた
- 他競技の動きから新たなヒントを得ることができました
- また集まって情報交換したいと思える仲間ができました
これからの展望
このイベントは、一度限りのものではなく、女性アスリートの環境改善に向けた継続的な取り組みの第一歩です。今後も定期的に開催し、より多くの女性トップアスリートが参加できる場を提供していきます。
種目の枠を超えた感覚の共有、世界レベルの選手同士のネットワーク構築、そして女性アスリートが孤独を感じることなく自分の感覚を確認し合える環境づくり。これらを通じて、日本の女性スポーツ界全体の発展に貢献していきたいと考えています。



