04.02
鎖骨下感覚が手に入る一本⻭下駄ペアトレーニング
相手を抜き去る、一瞬の動き。一歩の質を変えたいなら、取り入れる価値がある一本歯下駄トレーニングです。脱力によって力が入る、という構造を体で覚える、二人一組のペアトレーニングです。
この練習のめやす
- 人数
- 二人一組親子・兄弟・チームメイトと
- 回数
- 15カウントゆっくり数えて、左右を入れ替える
- チェック
- 腕回し・歩き前と後で比べる
- 道具
- 一本歯下駄GETTA二人とも履いて行う
動画の見どころ
- 体の連動を、二人一組で
- 左手を引くと、右手に力が入る
- はじめに、腕回しと歩きを確かめる
- 向き合って、手のひらを合わせる
- 踵をついて、膝を前に
- 相手の伸びる力を受け取って伸びる
- 踵に体重、膝はまっすぐ前へ
- 指先だけをくっつけて、さらに伸ばす
- 下駄を脱いで、腕回しと歩き
- 腕は、鎖骨の下から始まっている
この記事の要点
- 二人とも一本歯下駄GETTAを履いて向き合い、肘が少し曲がるくらいの距離で手のひらを合わせます。自分から力を入れることはしません。
- 片方の踵をついて反対の膝を前に出し、相手の伸びる力を受け取って、自分の手をゆっくり伸ばす。15まで数えて入れ替えます。次は指先だけをくっつけて。
- 下駄を脱ぐと、腕回しは軽く、描く円が大きく。腕が肩からではなく、鎖骨の下から動く感覚がつかめます(動画と元の解説より)。
01
やり方:8つのステップはじめと最後に、腕回しと歩きを比べます
写真は動画の場面です。動画と見比べながら、ひとつずつ進めてください。

後ろ回しも(動画 1:26) はじめに、
腕回しと 歩きを 確かめる トレーニングの前に、手を回します。後ろ回しも。走るときの腕の振りや、軽く歩いたときの感覚も、確かめておきます。

ポイント「肘が少し曲がっている状態」(動画 2:21) 二人とも
GETTAを 履いて、 手の ひらを 合わせる 二人とも一本歯下駄GETTAを履いて向き合い、手のひらを合わせます。肘は伸びきらないくらいの距離に。

もうちょっと膝を出します(動画 2:35) 踵を
ついて、 反対の 膝を 前に 出す この状態で、左足の踵をついて、右膝を前に出します。もうちょっと、膝を出します。

相手の伸びる力を受け取って(動画 2:53) 相手の
伸びる 力を 受け取って、 自分の 手を 伸ばす 膝が出ている側の手を、ゆっくりと、ぐーっと伸ばします。相手が伸びていく力を受け取って、自分が伸びます。相手に体重を委ねてください。
自分から力を入れることはしません。
ここが大事相手の伸びる力が、自分の手を通って、肩、背中を通って、そして自分の手が伸びていきます。
ゆっくり
15まで 数えて、 入れ替える ゆっくりゆっくり、15まで数えたら、左右を入れ替えます。入れ替えるときも、ゆっくり。

まっすぐ前に出ることで(動画 4:10) 踵に
体重を かける ほど、 膝が まっすぐ 前へ 踵がついたら、踵にどんどん体重をかけます。膝がまっすぐ前に出て、手がまっすぐ伸びていきます。

両手の指先だけがくっつく(動画 4:32) 指先だけを
くっつけて、 さらに 伸ばす 今度はさらに伸ばします。両手の指先だけをくっつけて、さらに引いて、ぐーっと伸ばします。反対側も同じように。

軽くなったのと、描く円が大きくなった(動画 5:26) 下駄を
脱いで、 腕回しと 歩きを 比べる 下駄を脱いで、はじめと同じように手を回します。動画では「軽くなったのと、描く円が大きくなった」。歩きやすさや、パンチの出しやすさも確かめてみましょう。
安全のために
- 一本歯下駄に乗るのが初めての方は、壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行いましょう。立ち方・歩き方は一本歯下駄GETTAでの歩き方で確認できます。
- 平らで滑りにくい床で行います。
- 相手を押したり、引っぱったりしないでください。ゆっくり行います。
02
うまくいく5つのコツ力を入れず、受け取る
- 肘は、
少し 手のひらを合わせるとき、肘は伸びきらないくらいの距離に。曲げたまま - 自分から
力を 相手の伸びる力を受け取って、自分の伸びる力に変えます。入れない - 体重を
委ねる 相手に体重を委ねて、手を伸ばします。 - 踵に、
どんどん 踵に体重をかけるほど、膝がまっすぐ前に出て、手がまっすぐ伸びます。体 重 - ゆっくりゆっくり15まで数えて、ゆっくり入れ替えます。
03
よくある間違いと直し方押し合いに、しない
ありがち相手を力で押してしまう
こうする自分から力は入れません。相手の伸びる力を受け取って伸びます。
ありがち肘を伸ばしきっている
こうする肘が少し曲がるくらいの距離で、手のひらを合わせます。
ありがち膝が前に出ていない
こうする踵にどんどん体重をかけて、膝をまっすぐ前へ出します。
ありがち速く入れ替える
こうするゆっくり15まで数えて、ゆっくり入れ替えます。
ありがち前後で比べない
こうするトレーニングの前と後で、腕回しや歩きを比べます。
力を抜く ほうが、 強い力が 入る。動画より
04
なぜ脱力で力が入るのか左手を引くと、右手に力が入る
「力を入れすぎないように」「脱力しなさい」と言われても、なかなかわからないものです。動画では、左手を引くことによって右手に力が入る、という構造を覚えるといい、と話しています。左手を引くことは、脱力です。
Aを
- A 自分でやる片方の
手を B 勝手に起きる反対の引く (脱力) 手に、 ちゃんと 力が 入る - A 自分でやる相手の
伸びる B 勝手に起きる自分の力を 受け取る 手が、 肩、 背中を 通って 伸びていく
動画では、腕は肩からだと思いがちだけれど、実は鎖骨の下あたりから腕は始まっている、と話しています。腕・肩甲骨・胸郭のつながりは、getta.jp の肩関節(肩複合体)の解説でくわしく読めます。
05
慣れてきたら:レベルアップ手のひらから、指先へ
- 1手の
ひらで まずはここ- やること
- 手のひらを合わせ、相手の伸びる力を受け取って伸びる。15まで数えて入れ替え。
- できた目安
- 自分から力を入れずに、手が伸びていく。
- 2指先だけでさらに伸ばす
- やること
- 両手の指先だけをくっつけて、さらに引いて伸ばす。
- できた目安
- 踵に体重をかけるほど、膝がまっすぐ前に出る。
- 3走りへ続けて
- やること
- 下駄を脱いで、腕回し、歩き、ジョギングやランニングへ。
- できた目安
- 腕が鎖骨の下から動き、胸郭が動いてくれる。
06
競技へのつながり投げる、回す、走る、歩く
トレーニング後に投げる動きをしたり、腕を回したりしたときの変化は、実感しやすいと思います。さらに、腕が肩からではなく、鎖骨の下から感じ取れるため、走る動きだけでなく、歩くときでさえ、変化を実感できると思います(元の解説)。
動画では、鎖骨の下から腕を振ると「胸で走る」ことになり、このトレーニングを続けると、その感覚が身についていく、と話しています。「腕を振れ」と言われる選手にも、この感覚を下駄で身につけてほしい、と話しています。
二人一組で続ける
親子でも、兄弟でも、チームメイトとでも、ペアで続けてみてください(元の解説)。
07
よくある質問
一人でもできますか?
このトレーニングは二人一組で行います。相手の伸びる力を感じ取って、自分の伸びる力に変えることを覚えるトレーニングです。親子でも、兄弟でも、チームメイトとでも、ペアで続けてみてください。
何回やればいいですか?
動画では、ゆっくり15まで数えて、左右を入れ替えています。手のひらを合わせて行ったあと、指先だけをくっつけて、さらに伸ばしています。
力を入れて押してもいいですか?
自分から力を入れることはしません。相手の伸びる力を受け取って、相手に体重を委ねて、自分の手を伸ばします。
どんな変化がありますか?
動画では、下駄を脱いで手を回すと「軽くなったのと、描く円が大きくなった」。投げる動きや腕を回したときの変化は実感しやすく、腕が鎖骨の下から感じ取れるため、歩くときでさえ変化を実感できると思います(元の解説)。
NEXT STEP
この感覚を、伝える側へ。
このトレーニングを、指導の現場で人に伝えているのが、一本歯下駄GETTAのインストラクターです。どんな人が、どんなふうに教えているのか。連載インタビューで読めます。
連載 第1回M高史の「一本歯下駄インストラクターは
中村友梨香さん本当に 幅広く 使える もので、 1回学んで みると 自分の 現場と リンクする ものが あると 思います」 (一本歯下駄 インストラクターS級)
インストラクター認定講座では、一本歯下駄を使ったトレーニング理論と実践メソッドを、短期間で体系的に学べます。
インストラクター認定講座を見る資格の内容と取得の流れ(instructor.getta.jp)連載の一覧を見るコメント
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