2022
04.02
[seo-v1] 一本歯下駄GETTAで前屈が変わるトレーニング|ARUCUTO(getta.boy.jp)

一本歯下駄GETTAで前屈が変わるトレーニング|指導者・保護者のための教え方

一本歯下駄トレーニング

一本歯下駄GETTAで前屈が変わるトレーニングを、選手や子どもに教える立場の方に向けてまとめました。教えるときの軸は、膝を「出させる」のではなく、踵を踏んでもらって膝が「出る」のを待つこと。動画では、開発者の宮崎要輔が、サッカー出身の川原周剛さんに教えています。

監修 宮崎要輔(一本歯下駄GETTA開発者)公開 更新 動画 6分11秒

この練習のめやす

この記事は
教える方に指導者・保護者向け
時間
約3分前後の前屈チェックで5分ほど
見るところ
膝・肘・テンポ膝はまっすぐ前、肘は曲げる
声かけの軸
Aを行うと、Bが起こる踏む・引くだけを伝える
動画「一本歯下駄GETTAで前屈が変わるトレーニング」(6分11秒/一本歯下駄情報チャンネル)

動画の見どころ

  1. 最初に、前屈をしてもらう
  2. 筋膜と、筋肉の連結・連動
  3. 大事なのは、気をつけの姿勢
  4. Aを行うことで、Bが起こる
  5. 肘はしっかり曲げて
  6. 膝がまっすぐ前に出ることが大事
  7. ゆっくり行う
  8. 感じ取ること
  9. 下駄を脱いで、もう一度前屈
  10. 走る・プレーへのつながり

この記事の要点

  1. 教える流れは「前屈チェック → 踏む・引く → もう一度前屈」。最初と最後に前屈をしてもらうと、変化を本人と一緒に確かめられます。
  2. 声かけの軸は「Aを行うことで、Bが起こる」。踵を踏む(A)と膝が出る(B)。肘を引く(A)と手が伸びる(B)。膝を出させたり、手を伸ばさせたりはしません。
  3. 見るところは、膝がまっすぐ前に出ているか、反対の肘が曲がっているか、ゆっくり行えているか。やっている本人が感じ取ることを、いちばん大切にします。
目次
  1. 01教える前に:ねらい
  2. 02教える順番:6つのステップ
  3. 03伝わる声かけ
  4. 04見るポイントと直し方
  5. 05「感じ取る力」を育てる
  6. 06選手・子どもに伝えたいこと
  7. 07よくある質問

01

教える前に:このトレーニングのねらい「Aを行うことで、Bが起こる」

筋肉には筋膜というものがあって、そこにしっかり刺激を与えていくと、体はすぐにやわらかくなる。そのために、左の動作によって右の動作が生まれる、筋肉の連結・連動をつくっていく。動画で宮崎要輔は、このトレーニングのねらいをこう説明しています。

Aを行うことで、Bが起こる

  1. A 本人がやる踵を踏むB 勝手に起こる反対の膝が前に出る
  2. A 本人がやる肘をゆっくり引くB 勝手に起こる反対の手が伸びる
動画では「この関係性を作っていくことが、運動能力UPの秘訣であり、柔軟性UPの秘訣です」と説明しています。

教える側が気をつけたいのは、Bを直接やらせないことです。「膝を前に出して」「手を伸ばして」と言うのではなく、Aだけを伝えて、Bが起きるのを待ちます。動画でも、膝を前に出そうとしたり、手を伸ばそうとしたりするよりも、こういう体の使い方を覚えることが大切だ、と話しています。

02

教える順番:6つのステップ前屈チェックで始めて、前屈チェックで終わる

写真は動画の場面です。動画での宮崎要輔の教え方を、順番どおりに並べました。「 」の中は、動画で実際にかけている言葉です。

  1. 下駄を履く前に、前屈をしてもらう

    最初に、裸足のまま前屈をしてもらいます。「これが限界ですか?」と聞いて、どこまで届くかを本人と一緒に確かめておきます。動画の川原さんは、指先がぎりぎりつく状態でした。

    ここが大事最初の位置を、本人にも覚えておいてもらいます。最後に比べるためです。

  2. 一本歯下駄GETTAを両足に履き、気をつけの姿勢で立つ
    気をつけの姿勢で、足はまっすぐ(動画 1:19)

    「気をつけの姿勢で、足はまっすぐ」

    一本歯下駄GETTAを履いてもらい、気をつけの姿勢で立ってもらいます。足はまっすぐ。動画では、ここを「大事な点」として最初に伝えています。

  3. 左の踵を踏むと、右の踵が上がって右膝が前に出る
    踵を踏むと、反対の膝が出る(動画 1:29)

    「左足の踵をつけてください」

    左の踵をつけると、右足は踵が上がって、右膝が前に出ます。次は反対。右の踵をつけると、左膝が出ます。踵を踏むと膝が出る関係を、まず体で確かめてもらいます。

  4. 「体をだらんと、前屈の姿勢をとってください」

    左の踵・右膝が前のときは、膝が出ているほうの手を地面に近づけます。このとき「踵に体重をかけてください」。踵に体重をかけるほど、右膝がぐーっと前に出ていきます。

  5. 宮崎要輔が川原周剛さんの曲げた肘に手を添え、肘を曲げたまま引くことを伝える
    肘に手を添えて、曲げる位置を伝える(動画 2:38)

    「肘はしっかりと曲げてください」

    床に近づける手と反対の腕は、肘をしっかり曲げます。伸びてしまうと力が逃げてしまうからです。肘をゆっくり引くことで、さらに手が伸びます。

  6. トレーニング前の前屈(左)では指先がぎりぎり床につき、トレーニング後(右)では手のひらがほとんど床につく
    左:トレーニング前、指先がぎりぎりつく(動画 0:41) 右:トレーニング後、手のひらがほとんどつく(動画 4:53)

    下駄を脱いで、もう一度前屈

    左右をゆっくり入れ替えて何回か行ったら、下駄を脱いでもらい、最初と同じように前屈をしてもらいます。動画では、指先だけがついていた前屈が、手のひらがほとんどつくようになりました。

安全のために

  • 一本歯下駄に乗るのが初めての方は、壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行いましょう。立ち方・歩き方は一本歯下駄GETTAでの歩き方で確認できます。
  • 平らで滑りにくい床で行います。
  • 前屈は反動をつけず、ゆっくり。痛みがあるときは無理をさせず、中止してください。
  • 教えるときは、本人のそばについて、ふらついたら支えられるようにしておきましょう。

03

伝わる声かけ:動画の言葉から出す・伸ばすではなく、出る・伸びる

  • 「気をつけの姿勢で、足はまっすぐ」動画で「大事な点」として最初に伝えている姿勢です。
  • 「左足の踵をつけてください」膝のことは言わずに、踵だけを伝えます。右膝は、それで前に出ます。
  • 「踵に体重をかけてください」踵に体重をかけるほど、膝はぐーっと前に出ていきます。
  • 「肘はしっかりと曲げてください」伸びてしまうと、力が逃げてしまいます。
  • 「ゆっくり」大事なポイントは、ゆっくり行うこと。自分の体の連動を感じながら進めます。

04

見るポイントと直し方膝・肘・テンポを見る

  • ありがち膝を、自分で前に押し出している

    こうする「踵に体重をかけて」と、踏むほうを伝え直します。膝は勝手に前に出ます。

  • ありがち膝が、まっすぐ前に出ていない

    こうする動画では「まっすぐ出ることが大事です」。気をつけの姿勢、足はまっすぐから始め直します。

  • ありがち反対の肘が伸びている

    こうする「肘はしっかりと曲げて」。伸びてしまうと力が逃げてしまいます。

  • ありがち手を床に伸ばそうと、がんばっている

    こうする手を伸ばそうとするより、反対の肘をゆっくり引くように伝えます。

  • ありがちテンポが速くなっている

    こうする「ゆっくり」。体の連動を感じながら行うように伝えます。

Aを行うことで、Bが起きるように。動画より

05

「感じ取る力」を育てるプレーの質につながる

やっているときに、踵に自分がどのくらい体重がかかっているか。それによって、反対側の体がどのくらい動いているか。動画では、こうしたことを感じ取ることが大切だ、と話しています。このトレーニングを繰り返すことで、感じ取る能力が上がっていく。感じ取る能力が上がっていくと、プレー中の自分のプレーの質が上がっていく、とも話しています。

  1. 1踏む → 出るまずはここ
    伝えること
    踵をつけると、反対の膝が出る。
    見る目安
    膝がまっすぐ前に出ている。
  2. 2引く → 伸びる前屈で
    伝えること
    肘を曲げたまま、ゆっくり引く。
    見る目安
    手を伸ばそうとしなくても、床に近づいていく。
  3. 3感じ取るくり返す
    伝えること
    踵にどのくらい体重がかかっているか。反対側がどのくらい動いているか。
    見る目安
    ゆっくりのテンポのまま、左右を入れ替えられる。

06

選手・子どもに伝えたいこと走る・ボールを扱う動きへ

踵がつくことによって膝が出る。これは、走るときにもいきています。踵にちょっと体重をかけることで、反対の足が出る。宮崎要輔は、末端の操作によって体全体が動く、という使い方だと説明しています。

サッカーならドリブル、野球ならバッティングやピッチングにいきる動作になっているので、ぜひ毎日やってみてください、と話しています。終わったあと、川原さんは「さっきよりめちゃくちゃ体が伸びるようになりました」と話していました。

元の解説では、骨盤をなるべく動かさないことで仙腸関節が微細に動けるようになり、腿裏のかたさがゆるみ、大腰筋が機能しやすくなる、としています。自分で取り組むときの手順は、やり方編にまとめています。

07

よくある質問

どのくらい、やってもらえばいいですか?

動画では、左右をゆっくり入れ替えながら、3回ずつほど行っています。時間にすると3分ほどです。最初と最後に前屈をしてもらうと、変化を一緒に確かめられます。動画では「ぜひ毎日やってみてください」とすすめています。

膝がうまく前に出ない人には、どう声をかけますか?

膝を出すように言うのではなく、「踵に体重をかけてください」と伝えます。踵に体重をどんどんかけていくことで、膝はどんどん前に持っていかれます。気をつけの姿勢、足はまっすぐから始め直すのも方法です。

「感じ取る力」とは、何ですか?

やっているときに、踵にどのくらい体重がかかっているか、それによって反対側の体がどのくらい動いているかを感じ取る力です。このトレーニングを繰り返すことでその力が上がり、プレー中の自分のプレーの質が上がっていく、と宮崎要輔は話しています。

自分で取り組むときのやり方は?

自分で取り組むときの6つのステップは、一本歯下駄GETTAで前屈が変わるトレーニング(やり方編)にまとめています。

NEXT STEP

この感覚を、伝える側へ。

このトレーニングを、指導の現場で人に伝えているのが、一本歯下駄GETTAのインストラクターです。どんな人が、どんなふうに教えているのか。連載インタビューで読めます。

一本歯下駄を手に、笑顔で話す中村友梨香さん連載 第1回M高史の一本歯下駄インストラクターインタビュー一本歯下駄で『現役時代の走る感覚』が伝えやすく!北京五輪マラソン代表・中村友梨香さんインタビューを読む

「一本歯下駄インストラクターは本当に幅広く使えるもので、1回学んでみると自分の現場とリンクするものがあると思います」

中村友梨香さん(一本歯下駄インストラクターS級)

インストラクター認定講座では、一本歯下駄を使ったトレーニング理論と実践メソッドを、短期間で体系的に学べます。

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  1. 2026年 10月 29日