04.02
歩幅が広がる一本歯下駄レッグランジトレーニング
足が速くなるのは、足の回転数×歩幅。100mのタイムが伸びない、サッカーのスプリント勝負で負ける。その原因が歩幅にある人のためのトレーニングです。一本歯下駄はバランスをとるだけのものではありません。あえて倒して使うことで、レッグランジが歩幅を広げるトレーニングになります。
この練習のめやす
- 回数
- 左右20回×2セットまたはリズミカルに50回×1セット
- かたち
- 前は踵、後ろはつま先下駄で斜めの形をつくる
- 高校生以上
- 重りを持つケトルベル2〜4kgなど
- 道具
- 一本歯下駄GETTA両足に履いて行う
動画の見どころ
- 走るときの歩幅を増やす
- はじめに、足の開きを測る
- レッグランジに下駄を加える
- 前の足は踵、後ろの足はつま先
- 胸をしっかり張る
- 右手は下、左手は上
- 両手を伸ばしながら入れ替える
- 高校生以上は重りを持って
- 回数は左右20回×2セット
- 下駄を脱いで、もう一度
この記事の要点
- 一本歯下駄GETTAを履いてレッグランジの形をとり、前の足は踵、後ろの足はつま先を地面につけて、下駄で斜めの形をつくります。
- 胸をしっかり張り、片手は上、片手は下へ。脇から腕がぐーっと伸び、背中がしなります。両手を伸ばしながら入れ替え、左右20回×2セット。
- 動画では、下駄を脱いで足を開くと「ちょっとだけ上がっていますね」。走ると、意識しなくても前に前に足を持っていってくれる感覚に。
01
やり方:8つのステップはじめと最後に、足の開きを比べます
写真は動画の場面です。動画では、開発者の宮崎要輔が、サッカー出身の川原周剛さんに教えています。動画と見比べながら、ひとつずつ進めてください。

これを今の状態として(動画 1:02) はじめに、
どれだけ 開くかを 測る 裸足でレッグランジのように足を前後に開き、今の状態として印をつけておきます。動画では、下駄を置いて印にしています。

ポイント「前の足は踵を地面につける」(動画 2:04) 前の
足は、 踵を 地面に つける 一本歯下駄GETTAを履いて、レッグランジの形をとります。まず、前に出した足は踵を地面につけて、角度をつくります。

ポイント「後ろの足はつま先を地面につける」(動画 2:13) 後ろの
足は、 つま先を 地面に つける 後ろの足は逆に、つま先側に倒します。なるべく下駄で斜めの形をつくります。

ポイント「胸をしっかりと張る」(動画 2:33) 胸を
しっかり 張る この状態で、胸をしっかり張ります。

右手下で左手上です(動画 2:38) 片手は
上、 片手は 下 この姿勢で、右手は下、左手は上にします。

ぐーっと伸びていく(動画 2:56) 脇から、
手を ぐーっと 伸ばす 手がどんどん伸びてくるように、ぐーっと伸ばします。脇から伸びていく意識を持ってください。反対の手も同じ。両方がしっかり伸びると、背中にしなりが出ます。
ここが大事腕は脇の下から始まっていると思って伸ばします。しっかり伸びるほど背中がしなり、大腰筋が効きます。

手からビームを天井にさしているイメージです(動画 5:41) 両手を
伸ばしながら、 入れ替える 手からビームを天井に刺しているイメージで、両手とも伸ばしながら、上と下を入れ替えます。足も、前の足は踵、後ろの足はつま先のまま、左右を入れ替えます。
回数は、左右20回ずつを2セット。慣れたら、リズミカルに50回を1セット。

トレーニングのあと(動画 7:33) 下駄を
脱いで、 もう 一度 開いてみる 終わったら下駄を脱いで、はじめと同じように足を開いてみます。動画では「ちょっとだけ上がっていますね」。走ったり歩いたりして、足の出方も確かめましょう。
安全のために
- 一本歯下駄に乗るのが初めての方は、壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行いましょう。立ち方・歩き方は一本歯下駄GETTAでの歩き方で確認できます。
- 平らで滑りにくい床で行います。
- 家で行うときは、後ろの足が滑りやすくなります。しっかり滑らないように、滑りにくい床で行ってください(動画より)。
02
うまくいく5つのコツあえて、倒して使う
- 前は
踵、 前の足は踵を、後ろの足はつま先を地面につけて、下駄で斜めの形をつくります。後ろは つま先 - 胸を
張る この形のまま、胸をしっかり張ります。 - 脇から
伸びる 腕は脇の下から始まっていると思って、ぐーっと伸ばします。 - 両手とも
伸ばす 上の手も下の手も、両方しっかり伸ばすと、背中にしなりが出ます。 - 滑らないように後ろの足が滑らないように、床を選んで行います。
03
よくある間違いと直し方バランスをとろうとしない
ありがち下駄を平らにして、バランスをとろうとする
こうするあえて倒して、前は踵、後ろはつま先を地面につけます。
ありがち手先だけを伸ばしている
こうする脇から伸びていく意識を持ちます。
ありがち胸が落ちている
こうするこの形のまま、胸をしっかり張ります。
ありがち膝が浅い
こうするもう少し膝を落としてみましょう。
ありがち後ろの足が滑る
こうする滑りにくい床で、しっかり滑らないように行います。
一本歯下駄は、あえて 倒して 使う。元の解説より
04
なぜ歩幅が広がるのか歯でつくる角度と、大腰筋
一本歯下駄を、一本の歯でバランスをとるもの、それによる体幹トレーニングだと思っていませんか? 実は、その認識はもったいないです。バランスをとることにこだわらず、あえて倒して使うことで、効果的なトレーニングにカスタマイズすることもできます(元の解説)。
Aを
- A 自分でやる前は
踵、 B 勝手に起きるランジの後ろは つま先で、 下駄を 斜めに 角度が、 下駄で つくられる - A 自分でやる脇から
腕を B 勝手に起きる背中が伸ばし、 胸を 張る しなり、 大腰筋が 効く
動画では、このランジに下駄を加えると歩幅が増えていく、と話しています。腕が脇の下から伸びるほど背中がしなり、大腰筋がしっかり効きます。ランジそのものの基本は、getta.jp のランジのやり方でも読めます。
05
慣れてきたら:レベルアップ20回×2から、リズミカルに50回、重りへ
- 1形を
つくる まずはここ- やること
- 前は踵、後ろはつま先。胸を張り、片手は上、片手は下。
- できた目安
- 下駄で斜めの形がつくれる。
- 22
0回×2セット 基本- やること
- 両手を伸ばしながら入れ替える。左右20回ずつを2セット。
- できた目安
- 脇から腕が伸び、背中がしなる。
- 350回・重り慣れてきたら
- やること
- リズミカルに50回を1セット。高校生以上は、ケトルベル2〜4kgなどを両手で持って、ゆっくり遠心力を感じながら。
- できた目安
- 走ると、前に前に足が出る。
06
競技へのつながり股関節で押す感覚
川原さんは、トレーニングのあと「ここを意識しなくても、前に前に足を持っていってくれる」「股関節がバネになって」と話しています。
動画では、伸び悩む選手は、股関節で押せと言われても、どうしても蹴ってしまう、と話しています。このトレーニングで股関節で押す感覚がわかり、股関節のバネが使えるようになっていく。バウンディングやダッシュのトレーニングにもつながります。
新しいトレーニングを
歯でつくることができる角度、履物だからこそ可能な部分で、新しいトレーニングを生み出してみてください(元の解説)。
07
よくある質問
何回やればいいですか?
動画では、左右20回ずつを2セット。さらに、ゆっくりではなくリズミカルに50回を1セットずつ行うと、トレーニング効果が非常に高い、と話しています。
下駄は、どう傾ければいいですか?
前に出した足は踵を地面につけ、後ろの足はつま先を地面につけます。なるべく下駄で斜めの形をつくります。
重りを持ってもいいですか?
動画では、高校生以上になると、ケトルベルのように持つところと重いところに距離があるものを持って行うとよい、2kgや4kgを両手で、と話しています。水を入れたやかんでも代わりになります。
どんな変化がありますか?
動画では、下駄を脱いで足を開くと「ちょっとだけ上がっていますね」。川原周剛さんは、走ると意識しなくても前に前に足を持っていってくれる感覚、と話しています。
NEXT STEP
この感覚を、伝える側へ。
このトレーニングを、指導の現場で人に伝えているのが、一本歯下駄GETTAのインストラクターです。どんな人が、どんなふうに教えているのか。連載インタビューで読めます。
連載 第1回M高史の「一本歯下駄インストラクターは
中村友梨香さん本当に 幅広く 使える もので、 1回学んで みると 自分の 現場と リンクする ものが あると 思います」 (一本歯下駄 インストラクターS級)
インストラクター認定講座では、一本歯下駄を使ったトレーニング理論と実践メソッドを、短期間で体系的に学べます。
インストラクター認定講座を見る資格の内容と取得の流れ(instructor.getta.jp)連載の一覧を見るコメント
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