04.02
一本歯下駄で胸郭が骨盤をリードできるようにするトレーニング
一本歯下駄で胸郭を使えるようにして、骨盤が動いて足が速くなるトレーニングです。プロ選手の中でも、代表に長年定着できる選手とそうでない選手の大きな違いが、胸郭をうまく操作できるかどうかにあります(元の解説)。
この練習のめやす
- かたち
- 膝側の胸を前に手は横に伸ばしたまま
- つづけて
- 肘をゆっくり引く膝が出ている側の肘
- 左右
- 入れ替えて走る格好まで
- 道具
- 一本歯下駄GETTA両足に履いて行う
動画の見どころ
- 胸が動くようになるトレーニング
- 普通の走り方、二軸、その先
- GETTAを履いて、両手を広げる
- 胸郭を全部外に外すイメージ
- 左足の踵、右膝を前に
- 膝側の胸だけ前に出す
- 膝側の肘をゆっくり引く
- 足を入れ替えて、走る格好へ
- 下駄を脱いで走ってみる
この記事の要点
- 一本歯下駄GETTAを履いて両手を横にぐーっと伸ばし、胸郭を外に広げます。左足の踵に体重をかけて、右膝を前に出します。
- 手は横のまま、膝側の胸だけを前に出す。これが1の形です。その上で、膝が出ている側の肘をゆっくり引くと、肩が前に出ます。左右を入れ替え、走る格好まで。
- 下駄を脱いで走ると「上体が動きます」。胸が前に行けば骨盤が前に行き、足が前に出る感覚で走れるようになります(動画と元の解説より)。
01
やり方:7つのステップ胸を前に、肘を引く
写真は動画の場面です。動画では、開発者の宮崎要輔の指導で、サッカー出身の川原周剛さんと、サッカー元フィリピン代表の大友慧さんが、一人は正面向き、一人は横向きで行っています。動画と見比べながら、ひとつずつ進めてください。

ここの胸郭を全部外に外すイメージです(動画 2:58) GETTAを
履いて、 両手を 横に ぐーっと 伸ばす 一本歯下駄GETTAを履いて、両手を横に広げ、ぐーっと伸ばします。胸郭を全部、外に外すイメージです。

左足踵(動画 3:12) 左足は
踵、 右足は 膝を 前に 伸びている状態のまま、左足の踵に体重をかけ、右膝を前に出します。踵に体重をかければかけるほど、膝が前に出ます。

膝側の胸だけ前に出します(動画 3:30) 手は
横の まま、 膝側の 胸だけ前に 手は横に伸ばしたまま、膝が出ている側の胸だけを前に出します。これが、まず1の形です。
ここが大事この形がしっかりできたら、腰がしなります。肩が平行にそろいます。

反対側の肩(動画 3:48) 膝側の
肘を、 ゆっくり ゆっくり 引く その上で、膝が出ている側の肘を、ゆっくりゆっくり引きます。すると、反対側の肩が前に出ます。
足を
入れ替えて、 反対側も ぐーっと足を入れ替えます。今度は左足に胸をのせ、左肩が前。手をぐーっと伸ばしながら、反対の胸と肩も前に出していきます。

右手が前です(動画 4:42) 走る
格好で、 胸をのせて 肘を 引く そのまま、走る格好にします。右手が前。膝が出ている方に胸をのせ、肩が平行になった上で、肘をゆっくりゆっくり引くと、肩が前に出ます。
お尻の上が硬くなっていたら、力が入っている状態です。

肘をゆっくりゆっくり引くことによって(動画 6:12) 体、
腰、 背中を 通って、 腕が 前に 出る 膝にまず胸をのせて、肘をゆっくりゆっくり引く。体、腰、背中を通って、腕が前に出ます。この状態を、体に覚え込ませます。
終わったら、下駄を脱いで走ってみましょう。動画では「上体が動きます」。
安全のために
- 一本歯下駄に乗るのが初めての方は、壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行いましょう。立ち方・歩き方は一本歯下駄GETTAでの歩き方で確認できます。
- 平らで滑りにくい床で行います。
- 肘はゆっくり引きます。勢いをつけて腕を振らないでください。
02
うまくいく5つのコツ胸が先、足があと
- 胸郭を
外へ 両手を横に伸ばし、胸郭を全部外に外すイメージで広げます。 - 踵に
体重 踵に体重をかけるほど、反対の膝が前に出ます。 - 膝側の
胸だけ 手は横のまま、膝が出ている側の胸だけを前へ。 - 肘は
ゆっくり 膝側の肘を、ゆっくりゆっくり引きます。 - 胸をのせる膝が出ている方に、まず胸をのせてから。
03
よくある間違いと直し方肩だけ回さない
ありがち手まで一緒に前へ動かす
こうする手は横に伸ばしたまま、膝側の胸だけを前に出します。
ありがち膝が前に出ていない
こうする反対の足の踵に、どんどん体重をかけます。
ありがち肘を勢いよく引く
こうするゆっくりゆっくり引きます。
ありがち胸をのせる前に肘を引く
こうするまず膝側に胸をのせ、肩が平行になってから肘を引きます。
ありがち片側だけで終わる
こうする足を入れ替えて、反対側も行います。
胸が前に 行けば、 骨盤が 前に 行く。元の解説より
04
なぜ胸郭が骨盤をリードするのかぶれない、の先へ
動画では、走り方を三つの段階で説明しています。右足を上げたら左肩が前に出るのが、普通の走り方。トップ選手は肩が平行にそろう、いわゆるぶれない走り、二軸走法。そして世界的なトップ選手は、二軸ができた上で、肘を引くことでさらに肩が前に出る。胸がうねるように使える段階です。
- 一般的な走り右足を上げると、左肩が前、右肩が後ろ。
- ぶれない走り(二軸)肩が平行にそろう。
- うねる走り二軸ができた上で、肘を引くことで、さらに肩が前に出る。
Aを
- A 自分でやる膝側の
胸を B 勝手に起きる体、前に、 肘を ゆっくり 引く 腰、 背中を 通って、 腕が 前に 出る - A 自分でやる胸を
前に B 勝手に起きる骨盤が持っていく ことを 覚える 勝手に 前に 行き、 歩幅が 上がる
体幹が、投げる・蹴る・走る動きにどうつながるのかは、getta.jp の体幹トレーニングの競技への転移でくわしく読めます。
05
慣れてきたら:レベルアップ1の形から、走る格好へ
- 11の
形 まずはここ- やること
- 両手を横に伸ばし、踵に体重、反対の膝を前。膝側の胸だけ前へ。
- できた目安
- 腰がしなり、肩が平行にそろう。
- 2肘を
引く その上で- やること
- 膝側の肘をゆっくり引く。左右を入れ替える。
- できた目安
- 反対の肩が前に出る。
- 3走る
格好で 仕上げ- やること
- 走る格好で、膝側に胸をのせ、肘をゆっくり引く。下駄を脱いで走る。
- できた目安
- 上体が動き、足が勝手に前に出る。
06
競技へのつながりぶれない中で、うねる走り
特に、次のことを求める人におすすめです(元の解説)。ぶれない走りから、さらに上の、ぶれない中でうねる走りを手に入れたい人。体の奥の奥にある内部を動かす感覚を身につけたい人。胸が前に行けば骨盤が前に行き、足が前に出る感覚で、走りたい・動きたい人。
継続することで、ほかの人との違いが出やすいトレーニングです。まじめにコツコツ続けられて、なおかつ違いを出していきたい人におすすめです(元の解説)。
動画の参加者の言葉
「走るといったら足の動きだと思っていたのが、勝手に進んでしまう」「小学生のうちに身につけたら、走るのが楽しくなると思います」。
07
よくある質問
どんな人に向いていますか?
ぶれない走りから、さらに上の、ぶれない中でうねる走りを手に入れたい人。胸が前に行けば骨盤が前に行き、足が前に出る感覚で走りたい人。まじめにコツコツ続けられて、違いを出していきたい人におすすめです(元の解説)。
手は、どうしておけばいいですか?
両手を横にぐーっと伸ばし、胸郭を全部外に外すイメージで広げます。膝側の胸を前に出すときも、手は横のままです。
肘は、どのくらいの速さで引きますか?
ゆっくりゆっくり引きます。膝が出ている側に胸をのせて、肩が平行になってから引くと、体、腰、背中を通って、腕が前に出ます。
走りは、どう変わりますか?
動画では、下駄を脱いで走ると「上体が動きます」。胸を前に持っていくことを覚えると、骨盤が勝手に前に行くようになり、歩幅も勝手に上がる、と話しています。
NEXT STEP
この感覚を、伝える側へ。
このトレーニングを、指導の現場で人に伝えているのが、一本歯下駄GETTAのインストラクターです。どんな人が、どんなふうに教えているのか。連載インタビューで読めます。
連載 第1回M高史の「一本歯下駄インストラクターは
中村友梨香さん本当に 幅広く 使える もので、 1回学んで みると 自分の 現場と リンクする ものが あると 思います」 (一本歯下駄 インストラクターS級)
インストラクター認定講座では、一本歯下駄を使ったトレーニング理論と実践メソッドを、短期間で体系的に学べます。
インストラクター認定講座を見る資格の内容と取得の流れ(instructor.getta.jp)連載の一覧を見るコメント
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