04.06
抜き去るドリブルが身に付く「一本歯下駄ギャロップ」
一本歯下駄で、競馬の馬のようにギャロップするトレーニングです。動画では、開発者の宮崎要輔が、海外で活躍する選手に共通するのは「半身」を作れるかどうかだ、と話しています。相手を抜き去るドリブルのための半身と、かかとのリズムを身につけます。サッカー出身の川原周剛さんと一緒に行います。
この練習のめやす
- 回数
- 50回×1セット小さい下駄・大きい下駄で、それぞれ
- かたち
- 半身後ろにある手と肩が、相手に隠れるように
- 足
- 前はかかと、後ろはつま先倒すだけ。倒しきらなくていい
- 道具
- 一本歯下駄大きな下駄でも、小さな下駄でも
動画の見どころ
- 一本歯下駄でのギャロップトレーニング
- 海外で活躍する選手に共通する「半身」
- 大きな下駄でも、小さな下駄でも
- 半身の形をつくる
- 前の足はかかと、後ろの足はつま先
- 手からビーム。その壁を引き上げる力で跳ぶ
- 膝下で跳ばず、中丹田の力で
- 20回。そのまま反対側も
- どこがきつくなるか
- 小さな下駄で、前に3回・後ろに3回
- みぞおちから動く、かかとのリズム
- ギャロップをした上で、ボールを使って
この記事の要点
- 一本歯下駄で、競馬の馬のようにギャロップします。右手を前に、後ろにある手と肩が相手に隠れる半身の形。前の足はかかと側、後ろの足はつま先側に倒して跳びます。
- 手からビームを壁に突き刺し、その壁を胸の高さから目の高さに引き上げる力でジャンプ。膝下で跳ばず、中丹田の力で跳んで股関節で受け止めます。大きな下駄・小さな下駄で、それぞれ50回1セット。
- 半身を作れると、相手を外す動作・かわす動作が上手くなり、スピード勝負ではなくなる、と動画で話しています。かかととつま先のリズムを覚えると、速く、しかも疲れずに動けます。
01
やり方:7つのステップ半身の形で、前はかかと、後ろはつま先
写真は動画の場面です。動画と見比べながら、ひとつずつ進めてください。

大きな下駄でも、小さな下駄でも(動画 2:40) 大きな
下駄でも、 小さな 下駄でも このギャロップトレーニングは、大きな下駄でも小さな下駄でも、どちらでもできます。両方でそれぞれやるのが大事です。小さい下駄で50回1セットやったら、大きい下駄でも50回1セット。まずは大きい下駄でやってみましょう。

左肩が隠れるようにします(動画 3:06) 半身の
形を つくる 右手を前に出します。後ろにある左手が相手に隠れるように、左肩が隠れるようにします。もうちょっと足を広げましょう。

前足はかかと側、後ろ足はつま先側(動画 4:05) 前の
足は かかと、 後ろの 足は つま先 前にある足は、かかとを地面につきます。後ろにある足は、つま先側に倒します。
ジャンプするときは、倒しているだけでいいです。倒しきらなくていいので。
ここが大事ポイント「前はかかと、後ろはつま先をつける」。

その壁を引き上げる(動画 3:24) 手から
ビーム。 その 壁を 引き上げる 力で 跳ぶ この状態で、手からビームを壁に突き刺しているイメージ。その壁を、胸の高さから目の高さに引き上げる力でジャンプします。

中丹田の力でジャンプします(動画 3:37) 膝下で
跳ばず、 中丹田の 力で ちょっと膝を曲げて。膝下で、なるべく跳ばないことが大事です。中丹田(写真で宮崎が手を当てているところ)の力でジャンプして、股関節で受け止めます。

胸から引き上げてギャロップ(動画 4:18) 20回。
そのまま 反対側も 下駄をしっかり履いて、20回いきましょう。引き上げる力です。胸から引き上げる。
前の足はかかと側に倒します。正面の人に肩が見えないように、後ろにある左肩が見えないように。20回できたら、そのまま反対側も行います。

かかとをつけるリズムで(動画 6:17) 小さな
下駄で、 前に 3回、 後ろに 3回 小さな下駄では、前足のかかとはついてしまっていいです。後ろ足はつま先側で、もうちょっと幅を広げてジャンプします。半身のまま、前に3回進んだら、後ろに3回下がるようにしましょう。
かかとをつけるリズムで、半身の動きを覚えていきます。足を入れ替えて反対側も。前足のかかとは必ずつけて、もっと胸から動きましょう。
安全のために
- 一本歯下駄に乗るのが初めての方は、壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行いましょう。立ち方・歩き方は一本歯下駄GETTAでの歩き方で確認できます。
- 平らで滑りにくい床で行います。
- 周りに人や物がない、広い場所で行います。ジャンプは、倒しきらなくていいので、無理のない幅から始めましょう。
02
うまくいく5つのコツ半身と、かかとのリズム
- 後ろの
手と 右手を前に。後ろにある左手と左肩が、相手に見えないように。肩を 隠す - 前は
かかと、 前足はかかと側、後ろ足はつま先側に倒すだけ。倒しきらなくていい。後ろは つま先 - 壁を
引き上げる 手から壁にビームを突き刺し、胸の高さから目の高さへ引き上げる力で跳ぶ。 - 中丹田で
跳び、 膝下で跳ばない。中丹田の力で跳んで、股関節で受け止める。股関節で 受ける - みぞ
おちから、 なるべくみぞおちから動き、前足のかかとのリズムを覚える。かかとの リズム
03
よくある間違いと直し方膝下で、跳んでしまう
ありがち膝下で跳んでしまう
こうするちょっと膝を曲げて、中丹田の力で跳び、股関節で受け止めます。
ありがち正面の人に、後ろの肩が見えている
こうするもうちょっと半身に。後ろにある左肩が見えないように。
ありがち両足ともつま先でステップする
こうする前足はかかと、後ろ足はつま先。両方つま先だと、ふくらはぎのあたりが疲れてきます。
ありがち下駄を倒しきろうとする
こうする倒しているだけでいいです。倒しきらなくていい。
ありがち片方の下駄だけで終わる
こうする大きな下駄・小さな下駄で、それぞれ50回1セット。
前足はかかと、 後ろ足は つま先。動画より
04
なぜ「半身」なのかスピード勝負では、なくなる
動画では、海外で活躍する選手に共通するのは、半身を作れるかどうかだ、と話しています。プレイ中に半身を作れると、相手を外す動作、かわす動作が、とても上手くなります。
単にドリブルするときに、右足・左足・右足・左足ではなく、右足・右足・右足・右足でシュートするように。半身ができるから、相手にボールを触らせない、体さえ寄せ付けない動きができる。決してスピードでは勝てない選手でも、抜き去ることができる。半身ができると、本当にスピード勝負ではなくなる、と話しています。
これを、コーンやマーカーを使ったドリブルの練習より、ギャロップのトレーニングで身に付けられるのではないか、というのが、このトレーニングの考え方です。
Aを
- A 自分でやる前足は
かかと、 B 勝手に起きる速く、後ろ足は つま先の リズムで 跳ぶ しかも 疲れずに 動ける - A 自分でやる半身の
まま、 B 勝手に起きる股関節から、中丹田で 跳んで 股関節で 受ける 自然と 動けるようになる
小さな下駄だと、大腰筋・腸骨筋といった股関節まわりの筋肉を、大きな下駄だと、さらにお尻の筋肉を鍛えることができる、と動画で話しています。半身の体を覚えるとともに、股関節から足を動かせるようになります。
フェイントで相手を抜き去るときに、あまり上手くならない選手は、膝下で動いている。トップの選手は、股関節から動いている。動いている場所が膝下なのか、股関節なのかで違う、と話しています。
05
慣れてきたら:レベルアップ大きな下駄から、小さな下駄、50回ずつへ
- 1大きな
下駄で まずはここ- やること
- 半身の形で、前はかかと・後ろはつま先に倒してジャンプ。20回、反対側も。
- できた目安
- 膝下ではなく、中丹田の力で跳べる。
- 2小さな
下駄で 動画の流れ- やること
- 前に3回進んで、後ろに3回下がる。かかとをつけるリズムで。
- できた目安
- 半身のまま、前にも後ろにも動ける。
- 350回ずつ慣れてきたら
- やること
- 小さな下駄で50回1セット、大きな下駄でも50回1セット。
- できた目安
- みぞおちから動き、かかとのリズムでステップできる。
06
ドリブルへのつながりボールが付いてくる半身
川原さんは、自分は「半身」と言っていたけれど、このトレーニングを行い、話を聞くと、その中にも細かい要素が入っている、と話しています。
宮崎は、ただ半身なのではなく、胸の使い方が違ったり、そういう要素があった上での半身だと話しています。このギャロップの動きをした上で、ボールを使って半身で、たとえば右足だけでドリブルができるかどうか。そういうものを見つけていくと、たくさんの相手に囲まれても、かわしていける半身を覚えていける、と話しています。
サッカーをしていると、ボールを触ることも大事だけれど、この動きができた中で、ボールが付いてくるかが大事、と川原さんは話しています。
球技のアジリティについては、getta.jpのインベージョン型球技のアジリティでも扱っています。
07
よくある質問
ギャロップとは、どんな動きですか?
競馬などで乗る「馬」の動きです。半身の形で、前の足はかかと側、後ろの足はつま先側に倒してジャンプします。動画では、この動きを一本歯下駄でやっていくことで、変わることがある、と話しています。
大きな下駄と小さな下駄、どちらでやればいいですか?
どちらでもできるトレーニングです。両方でそれぞれやるのが大事で、小さい下駄で50回1セット、大きい下駄でも50回1セット、と動画で話しています。動画では、大きい下駄から始めています。
ジャンプは、どこの力で跳びますか?
膝下で、なるべく跳ばないことが大事です。中丹田の力でジャンプして、股関節で受け止めます。手から壁にビームを突き刺し、その壁を胸の高さから目の高さに引き上げる力で跳びます。
ドリブルには、どうつながりますか?
動画では、半身を作れると相手を外す動作・かわす動作が上手くなり、スピードで勝てない選手でも抜き去ることができる、と話しています。かかととつま先のリズムを覚えると、速く、しかも疲れずに動けます。
NEXT STEP
この感覚を、伝える側へ。
このトレーニングを、指導の現場で人に伝えているのが、一本歯下駄GETTAのインストラクターです。どんな人が、どんなふうに教えているのか。連載インタビューで読めます。
連載 第1回M高史の「一本歯下駄インストラクターは
中村友梨香さん本当に 幅広く 使える もので、 1回学んで みると 自分の 現場と リンクする ものが あると 思います」 (一本歯下駄 インストラクターS級)
インストラクター認定講座では、一本歯下駄を使ったトレーニング理論と実践メソッドを、短期間で体系的に学べます。
インストラクター認定講座を見る資格の内容と取得の流れ(instructor.getta.jp)連載の一覧を見るコメント
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