04.06
一本歯下駄の潜在能力を引き出す足踏みスクワット|指導者・保護者のための教え方
一本歯下駄トレーニング, 一本歯下駄の基本, 一本歯下駄レビュー
一本歯下駄の足踏みスクワットを、選手や子どもに教える立場の方に向けてまとめました。教えるときの軸は、足を「上げさせる」のではなく、手の上げ下げと、みぞおち(中丹田)の力で足踏みが「起きる」のを待つこと。動画では、開発者の宮崎要輔が、サッカー元フィリピン代表の大友慧さんと、サッカー出身の川原周剛さんに教えています。
この練習のめやす
- この記事は
- 教える方に指導者・保護者向け
- 時間
- 1分半ほど3回連続。説明を入れて5分ほど
- 見るところ
- 膝・お尻の高さ膝はあまり曲げない
- 順番
- 中丹田の後に元の解説のおすすめ
動画の見どころ
- 足踏みをしながら、スクワット
- 「まず手をまっすぐ伸ばします」
- 「右手をあげたら右足が上がる」
- 中丹田に手を当てて伝える
- 「3回まず行きましょう」
- 「ここの力で足を上げようとして下さい」
- なぜ、腿の力ではダメなのか
- 「壁を上げ下げしている感覚」
- 手の位置は、少し広がってもいい
- 「もうちょっと下がらないとダメですね」
- 下駄を脱いで、ジョギング
- 中学生・高校生の選手に
この記事の要点
- 教える流れは「手の形 → 足踏み → 足踏みしながらお尻を下げる → ゆっくり戻る → 下駄を脱いでジョギング」。元の解説では、中丹田トレーニングの後に行うのがおすすめです。
- 足を上げさせるのではなく、手の上げ下げにつられて足踏みが起きるように。「右手をあげたら右足が上がる」。教える側は、みぞおちのあたりに手を当てて、中丹田の力を伝えます。
- 見るのは膝とお尻の高さ。膝が大きく曲がっていたら、腿の力で上げている合図です。お尻は膝と同じくらいの高さまで。終わったら、ジョギングで感じたことを話してもらいます。
01
教える前に:このトレーニングのねらい立ち止まらずに、足踏みしながら
「普通スクワットって立ち止まってやるんですけども、足踏みをしながらスクワットをしていくというトレーニングです」。動画のはじめに、宮崎要輔はこう話しています。より実践的な動きを身に付けていく、一石二鳥のトレーニングです。
Aを
- A 本人がやる手を、
胸の B 勝手に起こるつられて、高さから 目の 高さへ 上げる 同じ 側の 足が 上がる - A 本人がやるみぞ
おち B 勝手に起こる骨盤が(中丹田)の 力で 足踏みする 上がって、 足が 真上に 上がる
元の解説では、中丹田トレーニングの後に行うのがおすすめ、としています。どちらも、みぞおち(中丹田)の力で足を上げるトレーニングです。
02
教える順番:6つのステップ手の形から、ジョギングまで
写真は動画の場面です。動画での宮崎要輔の教え方を、順番どおりに並べました。「 」の中は、動画で実際にかけている言葉です。

教える側も、同じ手の形で(動画 0:56) 「まず手をまっすぐ伸ばします」
一本歯下駄GETTAを履いてもらい、手をまっすぐ前に。「小指だけ強く握って、親指は伸ばします」。
動画では、教える宮崎要輔も一緒に、同じ手の形をとっています。

腕に手を添えて、上げる高さを伝える(動画 1:05) 「手から壁にビームを飛ばします」
「胸の高さから目の高さに上げることで、それによってつられて足踏みです」。
「右手をあげたら右足が上がる」と、手と足の関係を伝えます。

みぞおちのあたりに手を当てて伝える(動画 1:20) 「ここの中丹田の力によって足踏みを行います」
みぞおちのあたりに手を当てて、どこの力で足踏みをするのかを伝えます。
「膝はあまり曲がりません」「そのまま真上に上がる感じです」。

お尻を下げても、中丹田の力で(動画 1:51) 「腿や膝の力を使わずに」
足踏みを続けたまま、「このままお尻を下げていきます」「ゆっくりゆっくり」。
下がるほど足踏みは難しくなるので、もう一度みぞおちのあたりに手を当てて、「ここの力で足を上げようとして下さい」と伝えます。

横から、高さと胸を確かめる(動画 4:37) 「もうちょっと下がらないとダメですね」
横から見て、お尻の高さを確かめます。「膝と同じぐらいの高さまで、お尻を下げます」「この位置。胸を張って」。
その位置で手を上げ下げしながら足踏みをしてもらい、足踏みをしながら、ゆっくり戻ります。慣れてきたら、3回連続で。

下駄を脱いで、ジョギング(動画 5:12) 「下駄を脱いで、ジョギングをしてみてください」
終わったら下駄を脱いで、ジョギングをしてもらいます。感じたことを聞いてみましょう。
動画の川原さんは、みぞおちのあたりに手を当てて「前に進めているという感覚があります」と話しています。
安全のために
- 一本歯下駄に乗るのが初めての方は、壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行いましょう。立ち方・歩き方は一本歯下駄GETTAでの歩き方で確認できます。
- 平らで滑りにくい床で行います。
- お尻を下げるときは、反動をつけずにゆっくり。膝や腰に痛みがあるときは無理をさせず、中止してください。
03
伝わる声かけ:動画の言葉から足ではなく、みぞおちから
- 「小指だけ強く握って、親指は伸ばします」他の指は軽く。手の形は、教える側も一緒にとって見せます。
- 「手から壁にビームを飛ばします」腕を上下させるより、壁にビームを刺して、その壁を上げ下げしている感覚で。
- 「右手をあげたら右足が上がる」手の上げ下げにつられて、同じ側の足が上がることを伝えます。
- 「腿や膝の力を使わずに」お腹と中丹田、みぞおちの力で足踏みをします。
- 「足の力で上げてはダメです」「踵はつかないように」と、あわせて伝えます。
04
見るポイントと直し方膝が曲がるのは、腿で上げている合図
ありがち膝が大きく曲がって、足が上がる
こうする腿の力で上げている合図です。「膝はあまり曲がりません」。みぞおちのあたりに手を当てて、中丹田の力で上げることを伝えます。
ありがちお尻を下げると、足踏みが止まる
こうする下がれば下がるほど、足踏みは難しくなります。「ここの力で足を上げようとして下さい」。
ありがちお尻が下がりきっていない
こうする「もうちょっと下がらないとダメですね」。膝と同じくらいの高さまで。横から見ると分かりやすくなります。
ありがち踵がついている
こうする「足の力で上げてはダメです」「踵はつかないように」。
ありがち手をまっすぐ狭めて、窮屈そう
こうする「下がっていく時に、手の位置がちょっと広がってもいいです」。
右手をあげたら、 右足が 上がる。動画より
05
なぜ、腿の力ではダメなのか下がるほど、みぞおちが要る
「下にちゃんと下ろそうとしたら、ここをちゃんと使わないと下りないんです」。宮崎要輔は、みぞおちのあたりに手を当てて、こう話しています。腿の力で足踏みをしようとすると、股関節が窮屈になって、非常に難しくなる。お尻を下げれば下げるほど、中丹田の力が必要になってくるので、正しい体の使い方を覚えるスクワットになっています。

股関節のあたりを示して説明する(動画 2:26) 「ここが窮屈になるので」
腿の力で足を上げようとすると、股関節が窮屈になります。動画では、宮崎要輔が股関節のあたりを手で示しながら説明しています。動画のように、どこが窮屈になるのかを、手で示して伝えます。
もっと知りたい方へ
股関節のつくりは getta.jp の股関節図鑑で、体幹の動きが競技にどうつながるかは体幹トレーニングは競技に転移するかで、くわしく読めます。
06
選手・子どもに伝えたいこと中学生・高校生の選手に
下駄を脱いでのジョギングのあと、宮崎要輔は、みぞおちのあたりがしっかり使える感覚と、骨盤が立っている感覚だと話しています。足踏みスクワットをやることで、ちゃんと骨盤を立てないといけなくなるので、これが身に付いていく、と。
「子ども達、中学生高校生の選手達は、ぜひやってほしいトレーニングですね」と宮崎要輔。川原さんも「僕でもちょっとやるだけで変化が見られるので、見ている子ども達には、ぜひやってもらいたいと思います」と話しています。
自分で取り組むときの手順は、やり方編にまとめています。元の解説では、重心軸を獲得しながら上半身と下半身の連動を獲得し、トップ選手と同じ、みぞおちから動く感覚を手に入れる、としています。
07
よくある質問
どのくらい、やってもらえばいいですか?
足踏みをしながらお尻を下げ、足踏みをしながら戻るまでで1回。動画では、3回連続で行っています。元の解説では、中丹田トレーニングの後に行うのがおすすめ、としています。
膝を曲げて、足を高く上げてしまいます。
腿の力で上げている合図です。動画では「膝はあまり曲がりません」と伝えています。みぞおちのあたりに手を当てて、中丹田の力で足踏みをすることを伝え、足がそのまま真上に上がる感じをつかんでもらいます。
どのくらいまで、お尻を下げてもらえばいいですか?
動画では、膝と同じくらいの高さまで下げています。横から見ると高さを確かめやすくなります。その位置で胸を張って、手を上げ下げしながら足踏みをしてもらいます。
自分で取り組むときのやり方は?
自分で取り組むときの7つのステップは、一本歯下駄の潜在能力を引き出す足踏みスクワット(やり方編)にまとめています。
NEXT STEP
この感覚を、伝える側へ。
このトレーニングを、指導の現場で人に伝えているのが、一本歯下駄GETTAのインストラクターです。どんな人が、どんなふうに教えているのか。連載インタビューで読めます。
連載 第1回M高史の「一本歯下駄インストラクターは
中村友梨香さん本当に 幅広く 使える もので、 1回学んで みると 自分の 現場と リンクする ものが あると 思います」 (一本歯下駄 インストラクターS級)
インストラクター認定講座では、一本歯下駄を使ったトレーニング理論と実践メソッドを、短期間で体系的に学べます。
インストラクター認定講座を見る資格の内容と取得の流れ(instructor.getta.jp)連載の一覧を見るコメント
この記事へのトラックバックはありません。



この記事へのコメントはありません。